教養って

高校のときは大学で教養を身につけるということにもあこがれていたけれど実態としてなんかちがうかな、と思う。増田四郎のいう教養とかゼミナールのかたちは、赤頭巾ちゃん気をつけてで薫くんが丸山眞男(らしき先生)に触れて感銘を受けるところとすごく似ている。日比谷高校の生徒たちはむずかしい本を読んだりしているし、すごいエリートの人たちの世界の話だと思う。旧制高校からつながっているような。私がもし教養を身につけなきゃいけないとしたら、ちがうものなんじゃないかしら。