ねじまき鳥クロニクル/村上春樹

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)


とてもむずかしいし長い長い本だった。今まで読んだ村上春樹の本の中でいちばんやっかいだった。読んでいると頭の中にいくつか連想される事柄が浮かぶのですが、わかったというわけでは全然ない。来週の授業を受けたら理解が進むかしら。(今週は、先生もまだわかっていません。と短く打ち切った)
連想したことでいえば、たとえば綿谷ノボルは、小泉純一郎に似ているところがあるのが面白いなーと思った。TVショー向きの話し方ができて、挑戦的・行動的なヴィジョンを示し、親の跡を継いで与党の議員となり、バツイチである。綿谷ノボルを殺す意味はあんまり、ぼんやりしかわかんなかった。
笠原メイの手紙は、空中キャンプを読んでいるような感じだった(笑)。
あとは海辺のカフカを思い出したりした。
いろいろもっとわかりたいところがあるな。例えばパソコンでやり取りを行う感覚も今とは違っているし。