HALCALIちゃんとキャンパスナイト

この前HALCALIちゃんとTOKYO No.1 SOUL SETさんがキャンパスナイトフジでブギーバック披露したの見た。ハルカリちゃん踊っててとても良かった。かわいかった。ラップないのみんな残念がっているけど、CMのためにつくって急遽リリースなのでしょうがないのかな。
わたしソウルセットさんぜんぜん知らなくて、ビッケさんてハルカリちゃんの曲たくさんつくってるけどラップがぜんぶ同じなのはなぜ?→ビッケさんのそういうラップていうかポエトリーリーディングのスタイル、まで理解した。ハルカリブログによれば、ハルカリソウルセットでラジオの後みんなでごはん行ったのにビッケさんには食いぎみに断られた、ビッケさんとは6年のつきあいで最初はまじ噛み合わなかったけど最近は噛み合ってるとはいかずとも一緒に笑えるまでになった、ビッケさんは最近ハルカリちゃんをお爺ちゃん目線で見ている、などのおもしろい話があり、よく知らんのにわたしの中で着実にビッケさんのイメージが形成されつつあります。
そんでキャンパスナイトの話に戻ると、ワンギャルみたいな感じの浮かれた女子大生がたくさん集まって騒いでいて、そういうよく言えば華やかな感じを楽しむ番組なんですけど、説明役の子がわざとなのかスチャラダパーって言って司会につっこまれてて、それなのに誰もが知ってる名曲とか言うから、知らんでしょう、みたいな、すごい寒い感じできつかった。女子大生ちゃんだって、芸能界キャリアステップ、踏み台として割り切ってバカ騒ぎしてるかもしれないし、無知キャラクターが芸能界をサバイブするためにいま必要な戦略なのかもしれないけど、やっぱり、ゲストが演奏するのに、あなたがたのことは知りませんよっていう笑いの取り方はひどいな、と思ったのだった。
そんな女子大生たちに、特にユカリちゃんはどこまでもクールなあしらいで接していた。飲んではしゃいでる大学生サークルを冷ややかな目で見る地元民のようだった。やはりハルカリちゃんは格好いい、信頼できるしわたしはハルカリちゃんについていく、とあらためて思った。
ただ、ユカリちゃんの冷ややかさは格好いいけれども、それを手放しに絶賛することはできない。ハルカリちゃんだって、14、5のころから、大人たちのおもちゃにされて(!)やってきたんだから。センスがよいとされる大人たちばかりだったから、すてきな音楽を生み出してきたけれど、お人形としてよくできていて、お人形遊びをする大人がおしゃれなだけの違いで、軽薄な女子大生ちゃんたちと変わらないんだ。わたしもハルカリちゃんていうお人形が好きだと思ってる。
それでもハルカリちゃんには大人たちが飼い慣らしきれない野性みたいなものがあって、そこがいっそう好きなところだ。特にハルカちゃんは大人たちには予測しきれない型破りの豪快さを持っていると思う。ハルカリちゃんの、お人形の枠を超えるパワーは、シンガーソングライティングとかそういうやり方で発生するんじゃない。なんかもっと、ハルカリちゃんたちが自然に生まれ育ってきたふだんの生活の中で持っているものだと思う。
あー、野性とか言ってだめなアイドルオリエンタリズムかなー。NGワードかな?でもほんとうにハルカリちゃんの豪快なところが好きなんだよ。むずかしいからもう少し考えてみよう。