The Changing Same/平井堅

THE CHANGING SAME

THE CHANGING SAME

「FAKIN' POP」から間を飛ばして遡って聴いてみたのが、2000年にブレイクの契機となった「楽園」を収録したアルバムです。比べて声がすごく若い感じだし、全曲にわたって本格R&B!!という雰囲気にあふれていて、驚きました。「FAKIN' POP」はいろんなテイストがあったのに対して、非常に統一された方向性があります。

それで、わたしは今まで、R&Bってどんな音楽のことをいうのか、やばいほど無知ゆえによくわかってなかったんだけど、このアルバムを聴いて、あーこういう音楽をいうのか!と、ノリみたいなものを理解したと思います。

2011年の秋、このhydeのインタビューにあるように、ラルクの「X X X」はR&Bテイストを取り入れてますよっていうのを見てからずっと、そういやR&Bってどんなののことを言うんだろう?っていうのが自分の中でずーっと空欄になっていました。

ごまっとうとか、つんく♂プロデュースの曲に多くR&Bと言われるものがあるけれど、それらの曲が自分の中であんまりピンと来てなかったのもあります。

だから、R&Bってよくわかんないけど、きっと安室ちゃんのDon't wanna cryみたいなのをいうんじゃないかな……とボンヤリ思っていました。

そんな霞がかった状態から、このアルバムを聴いたことで、こういうのが正統派のR&Bなんだと非常に合点がいきましたし、宇多田ヒカルやCHEMISTRYや平井堅のブレイクした2000年頃のR&Bブームというものを、10年以上経ってようやく理解することができました……。

わたしは腑に落ちるのが下手で、わかんないことは全然わかんないでボンヤリ生きているので、新しいことが腑に落ちた時のうれしさったらないですね。ものすごく人より遅れながらもこの脳は進歩しているぞ、と思います。

それで、正統派R&Bの音楽は自分の中でそんなにはビビッと来ないようだというのを再認識しながら、それを下敷きに他のものと組み合わせて「X X X」のような大好きな曲が生まれたんだなということや、平井堅の曲の幅もどんどん広がって今に至るのだということにも改めて心が動きましたし、聴くのがより楽しめるようにも感じます。

広告を非表示にする