ARENA TOUR MMXX 2020/2/8 さいたまスーパーアリーナ

20thツアーぶりのたまアリ!200レベル上手後方でしたが、初のセンターステージで近い近い。
1991年2月に結成されたラルクが29歳になってから初めてのライブということでした。
メンバーセレクトSE(この日はてっちゃん)、格闘技風のナレーションに続いてのっけから一番大好きなドラハイでボルテージ上がる!本当に好きだからこそCメロはシンガロングではなくhydeに歌い上げてほしい。どうかひとつ。
Are you fxxkin' ready!と煽ってRSGと見せかけての2曲目Round and Roundにはびっくり。ライブはパンクでしか聴いたことなくて初めてでした。回転する円形ステージにぴったり。hydeがピョンピョン片足ずつステップ踏んでた。「笑えない知性の無い〜」のところのリズムがかっこいいなーと改めて思いました。
Liesも踊れる感じとせつなさが相まっているところが大好きなので、わりと定番だけどいつでもセトリに入っていてほしい曲で、聴けてうれしい。
プリガもRoundとマッチしてて、やんちゃな感じでよかったです。
シングルバージョンのように「Vivid Colors...」という台詞でビビカラが始まったのもよかったし、そこからラブフラへ色彩が溢れていく流れが最高でした。kenちゃんのコーラスが大好き。
瞳の住人は、ステージのまわりを星のようなライトが彩っていてすごく美しい時間でした。ラストの「花のもとへ」のときにはライトが星から白いお花の形に見えたな。
X X Xは紫ピンクの照明の中、kenちゃんのギターが鋭くてかっこよかったです。DIDも360度張り巡らされたレーザーがスリリングでよかった。上部のモニターでメンバーの姿と反転した姿が合わせ鏡のように映し出されるのもかっこよかったです。
ShoutではL'の旗をかかげたhydeの暴れぶりと、ユッキーのドラムソロにしびれました。最後にスティックをポイって軽く放るのがかっこよかったです。ユッキーは黒いヘアバンドにさらさらの長ーいポニーテールで、本当に全然変わらないのがすごい。
レベレは全員ギターを持って四方の花道に分かれていて、わたしの前はkenちゃんでした。しゃがんで花道前のお客さんと絡んでいて楽しそうでした。てっちゃんの白いエッフェル塔ギターも印象的でした。
なつかしいメリーゴーランドの映像からのブルーリー、中断して延々kenちゃんがさいたまに関する下ネタMCを話してて、自分でもどうやって曲を再開すればいいの!?ってなってるのを、hydekenちゃん天才、これぞラルクって褒めてたのがおかしかったです。hydeも今回のセンターステージは観客が近くてライブハウスみたいな感じもするって言っていたように、この辺から場内にアットホームな一体感がすごく出てきたように感じました。
Killing Meもけっこう久しぶりだったからよかったな。STAY AWAY、RSGと本編クライマックスの流れで盛り上がりました。定番の黄緑文字でREADY STEADY GO!! MMXXって流れました。
気泡が天に上っていく演出の中でkenちゃんのギターソロ、夢を描くのかな?と思わせてからのガラス玉!うれしいサプライズ。今回は初の回転センターステージの試みを始め、予定調和を打ち破る驚きにあふれていて、29歳になったラルクもまだまだ予想を裏切ってくれるなと感動しました。
ださい玉なんて言わせない!かっこいい玉!など、ゆるくて長すぎるMCの果てに、321とシネマ風のカウント映像で始まったTIME SLIPはとても感慨深かったです。知らない間に時が経ってしまったという歌詞に思いを寄せていた時から早20年が経ち、今ふたたびこの曲の世界が目の前にあって、時間の層がミルフィーユのように目に映るようでした。モニターの映像もセピア色をしていて、現在が過去になるみたいな感覚。ラルクはたまにしか活動しないから、すぐ一曲一曲が何年振りの披露というふうになってしまって、ライブを見ている最中にも、何年後かに今日のことを思い出すんだろうなという気持ちがよくわいてきます。
MCはすごく和やかな雰囲気で素直に楽しかったです。hydeは朝ご飯にオムレツとお肉と味噌汁を食べて、kenちゃんがオムレツと味噌汁合わなくない?こだわるところはこだわるけど、こだわらないところはこだわらないよね!って言って、hydeも同意していました。ユッキーは朝ご飯に家でグラノーラを食べて、hydeグラノーラって何か知らなかったのがおもしろかったです。コーンフレークやないかと観客は思ってしまったことでしょう……回転ステージで急に正面が変わったし、格闘技風のオープニング写真もあったし……。
hydeがイヤモニが取れた!って言って、てっちゃんに首や背中を探してもらったのに、耳のすぐ後ろにぶら下がってて、おじいちゃんじゃん!わしのイヤモニどこじゃ〜って言ってる流れもおかしかったです。昔からhydeおじいちゃんネタ好きです。
リンカネ以来の披露となった風きえは、初めてライブで聴くことができたのだけど、色あせないポップさがあって、初めてという気がしませんでした。
I'm so happyは力強い轟音ですごくかっこよかったな。ラストのhydeの弾き語りだけになる瞬間と、目を閉じて〜のコーラスをてっちゃんがかぶせるところがすごくよかったです。
ラストのALL YEAR〜は、REALの発表当時から20年経って曲の世界が全然違うふうに聴こえて、とても感動しました。個人的に今までは、hydeのすごくプライベートな範囲の世界を歌っているように受け取っていて、「Are you feeling the same?/Are you sharing the faith?」「何処へでも行けるさ/君といたなら」という歌詞の君というのはごく身近な大切な人の存在だと感じ取っていました。ファンはむしろ「さよなら重力」と言われているような、hydeを縛りつけている側だと思っていました。だけどこの日の空間にいたら、29歳になったラルクと観客とが、お互い歩みを止めたり離れて戻ってきたりしてもこうやって共にあるということが実感されて、「Are you feeling the same?」の問いに素直にyesと感じ合えているかのような気がしたな。
そう思えたのは紆余曲折の途中でこうやってアリーナツアーを開催してくれて参加できたからだけでなく、hydeの歌声が年月を経て、REALの頃よりももっと力強さを増したからかもしれません。
kenちゃんが、しばらく聴いてなかったけどまた戻ってきたファンの人もいるでしょ、という話をしていて、俺たちもアルバムだいぶ出してないけどね(笑)と茶化した時に、そろそろニューアルバム作ろうかと思うようになってくれたかな!?と期待してしまいました。
帰りにさいたま新都心駅のホームから、たまアリの屋根が虹色にライトアップされているのが見えて、とても幸せな気持ちで帰宅しました。

01. Driver’s High
02. Round and Round
03. Lies and Truth
04. Pretty Girl
05. Vivid Colors
06. LOVE FLIES
07. 瞳の住人
08. X X X
09. DRINK IT DOWN
10. Shout at the Devil
11. REVELATION
12. Blurry Eyes
13. Killing Me
14. STAY AWAY
15. READY STEADY GO
16. ガラス玉
17. TIME SLIP
18. 風にきえないで
19. I’m so happy
20. ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE