ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ハヤカワepi文庫)
夏にこの本を初めて読んだ私は、あんまりきれいで頭の軽いラックスに嫉妬した。それからしだいに、オーブンの中に頭を突っ込んだメアリイの気持ちがわかる気がするようになった。今は姉妹のだれかのことを考えてみようとする気はあまりない。あえて言えば一番下のセシリアも私も日記を書く。多分内容は似たり寄ったり。けど確実にどの姉妹とも違うコースを私自身が選び取って生きていく方向になっていってる。病気が回復傾向なのかな。心境は細かい部分で急激にあれこれ変わっているみたい。前のことはよく思い出せない。