日記

3/11 大地震が起きた

会社にいたらどんどん揺れが強くなってとても怖くて、机の下に入りたかったけど、周りの人達がそうしていなかったから、気にしてなかなかできなかった。
きょうは会社に泊まることになると思う。近くのコンビニは食べ物が売り切れているみたい。運よく自席に春雨スープを蓄えていたので食べた。

地震の日の夕方に、日記を書かないと不安でしかたない気持ちになったので、書いて送ったんだけど、更新されてなかった。
家に帰れる人から帰るように言われたけど、電車が止まっていて、無理に動かない方がいいと思ったので、泊まることにした。23時ぐらいに友達と外に出てしばらく歩いて、やっているラーメン屋さんを見つけて食べた。心細いときに人が作ってくれたあたたかい料理を食べて、今までないぐらいすっごくおいしく感じたけど、おいしく感じたと言うと、ふだん食べたらまずいみたいな言い方になっちゃうから難しいなと思った。
歯磨きをして、会議室の床にひざ掛けをひいて、ストールを枕にコートをふとんにして眠った。
土曜日の朝になって、わりとスムーズに帰宅できた。地震の当日は、こんな怖い思いをする事態は生まれてはじめてだと思ったけど、大変な被害を受けている地域の情報がしだいにわかってきた。
昨日はもともと用事で休みをとっていたので、今日から出勤してきた。交通が混乱しているので早く上がった。
わたしの日記は、わたしが楽しい気持ちになったり、落ち着いたりするために書いてきたんだけど、今回の地震でたくさん流れてきた、まちがってたり悪い言葉も、正しかったり良い言葉も、なんだか気持ちをすり減らしてしまうので、なかなか自分の言葉も出てこなかった。書かないと不安でしかたない言葉も、書いてしまったら後悔のもとになりうるという気がしていた。また少しずつ、自分をくたびれさせない言葉を探りはじめたところ。