IDOL DANCE!!!/竹中夏海

IDOL DANCE!!!: 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい

IDOL DANCE!!!: 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい


この本は、ぱすぽ☆(PASSPO☆に表記を変更することが発表されました)をはじめとするアイドル振付師の竹中先生の本で、アイドルダンスの魅力について書いてあります。
わたしはぱすぽ☆のことは全然わかっていないのですが、このインタビューを読んで興味を持って読みました。
ちょうど、年末の歌番組で嵐の「ワイルド アット ハート」を見ていて、振り付けが歌詞にリンクしているところがかわいらしいなあと思っていたところでした。
ぱすぽ☆や女子流のファンの方だと、話に登場する子や曲のことがわかって最大限に楽しめるかと思いますが、わたしは℃-uteBerryz工房や嵐のパフォーマンスを思い浮かべながら、歌詞にリンクした振り付けや、一人一人のキャラクターの違いだったり、フォーメーションのことなど、なるほどと思いながら楽しく読めました。
アイドルファンとしての心理であったり、セーラームーン世代としてぐっとくるポイントなど、たくさん共感するところがありました。
おもしろいなと思ったところは、普段わたしはアイドルのダンスを見ていて、自分じゃ柔軟性とかリズム感とか全然ないからこんな動きは到底できないなあ、アイドルのみなさんはもともとの素質と鍛錬でもって思い通りに身体を動かして、身体をコントロールしていてすごいな、と思っていたのですが、この本を読んで、アイドルがダンスをしている中でも、頭で理解して動かしている人、頭で考えるよりも直感的に動かしている人、無我夢中で自分でも気づいていないうちに輝きを発揮する人と、様々なタイプがいるとわかったところです。
あと、アイドルダンスではないんですけど、ラルクのライブでもお約束的な、「真実の旗振りかざせ」でマイクスタンドを振りかざしたり、虹で羽根が降ってきたり、そういう視覚的な効果が世界観を表現するためにも、会場の盛り上がりを高めるためにもやっぱりすごく役立っているんだなとも思いました。
表紙がクリィミーマミみたいにかわいい玉城ティナちゃんなのも良いです。