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兼田健太郎先生

放浪息子にも、敷居の住人の兼田先生が出てくる。わたしは志村貴子先生のまんがを「学校のちがうお友達」をキーに読んでいるので、それだと兼田先生は「お友達まで決して下りてこない大人」という存在だなと思った。
兼田先生は敷居でサングラスをして登校して、えらい先生から怒られたりするんだけど、ミドリちゃんのパパや近藤ゆかちゃんに電話をかけてきた紺野先生みたいに子供の立場まで下りてこなくて、それでキクチナナコはずいぶん凹んでさんざん泣いた。
放浪息子でも、ユキさんや税所先生は自分が子供だった時の思い出がわだかまっていて、悩める子供達の立場に吸い寄せられている。そういう大人達と違う役割に兼田先生がいるのだと思った。
以前はキクチナナコを凹ます兼田先生は好きじゃなかったけど、そういう大人もいた方がいいのかもって感想に変わってきた、敷居は時間を経るにつれ読み方が変わる。

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