AWAKEのこと

自分の感想を書き留めておくメモで、それ以外他意ないので、だったらAWAKE聴かなきゃいいじゃん、とかいうのはナシで。
AWAKEというのは反戦とゆうhydeのマイブームを存分に反映し、むしろ反戦を表明するために作られたアルバムで、それはライブにおいても演出、衣装、MCで雄弁に語られた。
hydeはこういう歌詞の感じは今ミスチルが近くて、あとはあんまりいないと言っている。ミスチルはNO BORDERの日清のCMタイアップがお茶の間に浸透しているので、私はミスチルあんまり詳しくないけどそうなんだろうなと思う*1
ただ、ミスチルのそうゆうピースフルな感じは、ファンでない人にも知れ渡っているけれど、多分一般にはhydeに反戦ブームが起こっているとは知らないだろう。ヒットしているシングル曲の歌詞でも争いがどうのこうのとか書いてあるんだけど、キャッチーだし普通のラブソングにも聞こえるように作ってあるからだ。
一方、前述のように、雑誌のインタビューを読んだり、ライブに行ったりするようなファンにはくどいほど反戦メッセージは伝えられている。
これは、結構へんな感じなんじゃないかなぁと思う。HONEYとかみたく、普通に聴くとラブソングなんだけど歌詞を深読みすると違ってくるのとは異なっていて、メッセージを隠しておいてファンにはかなりあからさまにバラしてしまっているからだ。私はなるべくファンに対しても隠し気味にしといてほしかったなぁ。どうせファンは突き止めるし、私はあんまりあからさまなのは気持ち悪いと思ってしまうので。
そんで、あとへんな感じなのは、普通平和を訴えるんだったら広く世間に伝えようとしそうなのに、なんでファン限定なのかなぁ。ファンにならhydeの気持ちが伝わるかといえば、そうでもないんじゃないかしら。hydeは、募金活動の不透明さを嫌がっていて、現地にいくら届くとかわかんないからやだと言っているんだけど、だったら製作費とか流通費とか不透明なことが取り沙汰されがちで、またいわゆる「募金」ではないホワイトバンドhydeファンはしないかといえば、そうでもなくて、ライブ会場でしてる人結構見た。hyde以外のメンバーのファンかもしれないし、わかった上でhydeとは違う意見を持っている可能性もあるけど。
あと、おもしろいと思うのは、hydeはソロワークではわりと深読みしようのない歌詞を書いている点です。ソロワークを聴きこむのはよっぽどのファンなんだから、メッセージも込め甲斐ありそうなんだけど、そうしないのは、やっぱソロは自分の為に作る音楽なのかもしれんね。
ぶっちゃけhydeは、ファンに何か伝えたいんじゃないのかもしれないなぁ。hydeにとっての大切な人々への思いを曲に込め、それをライブでパフォーマンスしているだけであって、表現したい欲はあっても伝えたいとは思ってないのかなぁ。結局よくわかんないな。

*1:ミスチルに関して、なんか間違ってたらすいません…