赤頭巾さん

「赤頭巾ちゃん気をつけて」で、女医さんの場面は一体なんなんだろう、単なるサービスシーン?そんなんあり?とか考えながら生活するぐらいで、日記のネタになりづらい日々です。
ゼミの先生が、「ぼく」は「やさしさ」が大事なんだということを提示したけど、実際悲惨な事件の前では無力っぽいし、やさしさでは世界は救えないのではないか、そのことについて意見を交わしましょうと言って(そしておそらくそのままほったらかして)いた。私は、多分やさしさは理性を失わないで済む程度の状況で自分を救ってくれる(というか、なんとなくいい気分にしてくれる)だけで、世界は関係ないんじゃないかなぁと思う。また、知性が「ぼく」の言う伸びやかなやさしさのようなものだとしたら、やっぱり惨たらしい状況下では知性とかが役立つのは限度がありそうだし。
あと、ぼくがやさしさに気がついていてもいなくても、由美はなんの影響も受けてないのがすごい気になる。由美は救いを求めてないしぼくに救われてない。ただずっとそばにいるだけ。私は由美のことがすごい気にかかっていて、彼女は話の味つけにすぎない全く架空の幼なじみなのかもしれないけれど、由美は今どんな大人になっているんだろう、多分普通の主婦だろうなと考えてる。庄司薫は(作家のほうであって小説の主人公とは関係なくても)中村紘子と結婚しちゃうしさー。
来週は他の班のグループ発表で「僕って何」をやるので、今読んでいるのですが、この本は結構イラッとするなー。そして、私の班も題材(高度経済成長期の大学生を主人公とした小説という縛り)を決めなくちゃならなくて、まだ何も調べてないので、一体何にしようか考え中です。