三文ゴシップとトリドリ。

椎名林檎の「三文ゴシップ」と、ともさかりえの「トリドリ。」を、通勤時などで少しずつ聴いています。
ともさかりえは前作「むらさき。」では、当時二十歳になるかならないかぐらいなのに、古内東子に曲を作ってもらったりして、落ち着いたOLのような感じだったのが、今作ではすごく幼児性を強調していてびっくりしました。童謡みたいだったり頭が足りない子ごっこをしてみたり。どういう経緯でこういうコンセプトをとったのかとても不思議だった。でもやっぱり歌声に魅力があると思う。
椎名林檎は、やたらと労働者目線を強調していた。タイトルもずばり「労働者」は、毎日苦労して働いててけっこうわがままも言いたい!みたいな感じで、私はHALCALIの「LOOK」のようなわがまま歌詞が好きなので、気に入っています。「都合のいい身体」もディズニーとかのミュージカルみたいで好きです。丸サドのEXPO Verで、「警官ごっこ」がどろけいを指していたことを英詞からはじめて知る!
このアルバムで歌われている労働者は、インスタントラーメンのイメージが浮かぶ。ポニョのリサが作ってくれるような、身体に良いってわけじゃないだろうし豪華料理じゃないけど、おいしいし食べたいよねって感じ。
私はお昼休みにコンビニにごはんを買いに行くのが毎日の気分転換になっていて、毎日コンビニごはんじゃ身体に悪いのかなぁとも思うけど、その日の気分でささやかに好きなものを選んで買って食べるのが楽しみ。それに似ていると思う。