亀田音楽専門学校

http://www.nhk.or.jp/mj/special/20130103.html

数々のトップアーティストたちを手掛け、時代の先端を走る音楽プロデューサー・亀田誠治が校長となり、J−POPの構造を解剖する新しい音楽教養番組。
主役となるのは、ずばり大衆の心をとらえた「ヒット曲」。今回は、平井堅をゲスト講師にむかえ、「泣ける歌」とはどんな歌なのか、どんな音楽の作りが人を泣かせるのか・・・を前後編2回にわたりひも解いていく。
各回では、話題としてとりあげた曲のライブ演奏も紹介。J−POPの魅力を頭で理解し、聴いて体感してもらいたい。

大好きな亀田誠治平井堅の番組で、とってもとってもおもしろかったです!まず前編の一限目「泣ける歌・胸キュンコード学」を観ました。二限目は「泣ける歌〜メラメラのメロディー学〜」です。
クリシェを使って半音ずつ変化させていくことで演奏に表情が生まれるということと、サビ前で不安定な音をジャンプ台に持ってくることでサビでガチッとハーモニーがはまって泣けるということ(離ればなれになった音の恋人たちが待ち合わせをすると表現)を、ドリカム「LOVE LOVE LOVE」平井堅の胸キュンチョイス3曲ジュリー「時の過ぎゆくままに」aiko「カブトムシ」ミスチル「innocent world」、松田聖子瞳はダイアモンド」と平井堅瞳をとじて」といった超有名JPOPヒット曲を例に挙げながらわかりやすく説明していました。
「innocent world」サビ前の「いいだろう Mr.myself」のところを意識して「瞳をとじて」のサビ前「your love forever」を入れてみたという話がおもしろかったです。
わたしは全然コードとか分からないので、説明を聞いて、ただただなるほど確かにーという感じでしたが、平井堅が、聴いて幼心にたまらないという気持ちを抱いた部分が、大人になって作曲をするようになって、こういう泣かせる音の作りになっているのかと理解した、と言っていたように、理論を理解していないときでも、感じるせつなさは誰でも共通するというのはJPOPだからこそですてきだなと思います。
ラルクでいうとたとえば「叙情詩」や「虹」の大サビ「愛を 時は奏でて」の部分に泣きポイントがあるのかな?と思いました。
あと、不安定な音について平井堅「イタ気持ちいいというか…」亀田「平井さんはそう感じるんですねー」というやりとりがなんか池上彰と政治家みたいでおもしろかった(笑)。
ガッテンする役の小野文恵からの素朴な質問「全部泣かせようと計算して作っているんですか?」に対する平井堅の回答「聴いてここちよいように音を作っている」というのもよかったです。
堅の歌う「瞳はダイアモンド」、「私はもっと強いはずよ」の部分が最高でした…!!平井堅とか藤井隆とか、松田聖子を愛する男性ってなんか好きですね。
エンディングに流れたのが東京事変「キラーチューン」でダメ押し胸キュンでした。