神はサイコロを振らない 第二話

今週も、ほとんど好きなんだけど私にとってなにか決定的にツボを外していました。やっぱ10年以上前のことがやたら出てくるのが違くないかしら。あとやたらだっちゅーのが強調されるけれど、それって98年の流行語大賞なんですよね。当時POP BEATのインタビューでtetsuが言ってたりしたのが印象的で*1。動作がキャイーンになってるし。あの芸人の女性がオリジナルで編み出したという設定なのかしら…。非現実的な事故を挿入して現実を考えさせる話なので、そういうのが正確なほうがもっと面白くなると思います。
ともさかりえのアッチのファッションはよくわからないけどおしゃれ。サッカーをやるシーンで無造作おだんごヘアをしていたのは、今の流行を研究したからなのかしら。だったら健気。武田真治のモテないニートの人ぶりも、かわいらしく気持ち悪くていい感じ。アッチが電話に出ていきなり浮かれて「僕の夢を知っていますか!?」憎めないにしてはコミュニケーションが下手すぎる、逸脱しすぎてるところがキャラクターとして魅力的(実際はちょっと困る)。部屋着のカウチン?もかわいい。
今回のメインは小林聡美のヤッチと山本太郎のやりとりで、ヤッチは複雑な状況でも乙女心が見えてかわいいし、山本太郎の役も誠実な感じで素敵だった。
だけどやっぱりなんか私にはしっくりこないところがあるなぁ。十年ていう月日について考えさせるところがちょっと弱い気がする。私が子供気分が全然抜けきらないせいもあるけど、たとえば平成元年生まれは今年18歳とか思うとびっくりするし、社会で経過してしまった十年の時間の壁の厚みをもっとちゃんと感じさせてほしいです。とかなんとか文句言いすぎだけど来週も見ます!!ネガティブなことはもう言わないと思う。

*1:私には年度のものさしがラルク……